道路の復旧状況などの情報をまとめて発信
国土交通省は20日、平成28年熊本地震に関連する情報発信強化のため、同省のホームページ上に「平成28年熊本地震関連情報サイト」を開設した。また、「Twitter 国土交通省公式アカウント」でも随時情報発信を行う。
この情報サイトは、「被災者の皆さまへの暮らし関連情報」と「TEC-FORCE活動状況」という2つから構成されている。
暮らし情報関連では、国道や高速道路の復旧状況など日常生活に関わるさまざまな情報を提供している。そしてTEC-FORCE活動状況では、同省の緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE:テックフォース」の被災地での活動状況を説明し、報告している。
緊急車両の通行を妨げないことも復旧への協力
同省の緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE:テックフォース」は、大規模自然災害が発生したさいに、全国の地方整備局を主体に任命された隊員が、災害の規模によって全国から招集され結成される。
招集されたTEC-FORCEの隊員は、現地で被災状況調査や給水活動支援、緊急物資の提供などを行う。今回同省が開設したサイトでは、その活動状況を動画や写真を交えてわかりやすく公開している。
平成28年熊本地震は、かつてないほどの規模で余震が継続しており、大規模な余震が起きるたびに道路状況が変わるなど、情報をつかみにくいのが現状だ。やはりこういった行政が発信する公式情報によって、状況を把握するのが確実だろう。
またより多く道路を利用するプロドライバーとして、TEC-FORCEの活動状況などもチェックし、できれば緊急車両の通行や災害対策用機械の稼働を妨げてしまうような行動は控え、よりスムーズに復旧作業が行えるよう協力したいところだ。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001128532.pdf