最低限のロードサービスに限り、非会員でも対象に
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、「平成28年熊本地震」への対応として、しばらくの間、JAFの非会員であってもロードサービスの提供を行うと発表した。対象地域は、熊本県および大分県の被災地域全域で、熊本県および大分県の被災者が対象となる。
JAF会員でない人も会員と同様のサービスを受けることができるが、交換する部品がある場合や、会員の無料範囲を超えるサービスは有料となる。また、非会員が車両けん引を受ける場合は、安全と思われる場所までの近距離移動に限定される。
連絡先は、短縮ダイヤル、シャープ8139。通話料は有料。ただし、固定電話(ダイヤル回線)と一部のIP電話からは利用できない。短縮ダイヤルの他は、092(841)5000も可能。
被災地では、タイヤパンクによる救援依頼が急増
JAFでは、避難場所での車両無料点検を開始することを決定した。実施される場所など詳細については、決定次第JAFホームページ、SNS公式アカウントなどで発表される。
また、被災地域では、タイヤパンクによる救援依頼が急増している。これは、陥没・隆起した道路を走行、瓦礫を踏んだことが原因の場合が多くみられる。車の運転には十分注意するよう呼び掛けている。
九州各県(沖縄を除く)のロードサービス車両・スタッフを派遣して対応にあたっているものの、道路状況により、スタッフの到着まで時間がかかる場合がある旨、理解を求めている。熊本県・大分県の道路交通情報(通行止めや交通渋滞など)については、JARTIC(日本道路交通情報センター)の「災害時情報提供サービス」で確認できる。
JARTICによれば、被災地域では、生活物資の輸送を円滑に行うため、不要不急の車の利用を控えるように、また、熊本市内の渋滞を緩和するために、市内を通過せず迂回路を利用するよう呼び掛けている。

JAF公式サイト ニュースリリース
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2016_05.htmJAF プレスリリース(PRTIMES)
http://prtimes.jp/JARTIC
http://saigai.jartic.or.jp/