専用乗り場2カ所目を開設し運用時間も拡大
国土交通省近畿運輸局京都運輸支局と京都市は4日、京都駅八条口のタクシー乗り場において、2016年4月18日(月)よりフォーリンフレンドリータクシーの実証実験を開始すると発表した。
フォーリンフレンドリータクシーとは、訪日外国人向けタクシーのことだ。すでに2016年3月1日(火)から京都駅烏丸口のタクシー乗り場に専用乗り場を設置し、実証実験を実施している。
現在運用されている烏丸口のフォーリンフレンドリータクシー専用乗り場は朝9時から午後5時までとなっているが、今回設置される八条口乗り場は24時間運用となっており、サービスがさらに拡大することとなる。
訪日外国人旅行者急増にともないニーズも急増
京都はもともと、日本国内でも外国人旅行者が飛び抜けて多い都市だ。しかし、近年の訪日外国人旅行者急増にともない、その京都であっても外国人旅行者のニーズにタクシー事業者が対応しきれていないという状況にある。
今回の実証実験は、そのような状況を受け昨年10月に発足した「京都市域訪日外国人向けタクシー実証実験実行委員会」によって、京都市域のタクシー業界全体での取り組みとして実施されている。
フォーリンフレンドリータクシーの認定を受けるには、語学力やマナーが運転者に求められることはもちろん、車両にもクレジットカード決済機を搭載しユニバーサルデザインの車であることなどが求められている。
現在は実証実験という状況ではあるが、今後このような外国人旅行者に対応できるタクシーサービスの需要は、京都はもちろん全国各地でも高まっていくのではないだろうか。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省近畿運輸局京都運輸支局/京都市 プレスリリース
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