昨年よりも、、、そしてその原因は?
旅行予約サイト「楽天トラベル」は3月28日、今年のゴールデンウィーク(GW)の旅行動向についてのデータを発表した。
今年のGWを4月29日(金・祝)から5月8日(日)の間とし、その期間の宿泊を楽天トラベルで予約した人泊数を集計した。
それによれば、今年は前年に比べ約3割(28.3%)増加となっている。楽天トラベルでは今年のGWは3連休が2回と日の並びが良いため、と分析している。
また、6ヶ月以上前からの予約が前年に比べ約2.5倍になり、楽天トラベルでは早めに予約する傾向が強まっている。
伸び率1位の都道府県は交通網拡充やテレビに頼らず
都道府県別の前年からの伸び率とランキングも集計している。
それによれば、最も伸び率の高かったのが広島県でプラス80.2%となった。
昨年6月から開始した観光プロモーション「カンパイ!広島県」や「ふるさと旅行券」によって同県観光の認知度が上がってきていると分析。
また今年は「嚴島神社」と「原爆ドーム」が世界遺産登録20周年で記念イベントが数多く開催されることも要因として挙げている。
同県の中でも特に広島市内エリアは、前年比+103.3%と急増した。
続いて、NHK大河ドラマ「真田丸」にちなんだ宮城県がプラス76.6%が第2位に。特に仙台真田氏ゆかりの白石・宮城蔵王エリアはプラス134.5%と大幅に伸びた。また、北海道新幹線開通の効果で、北海道から宮城県を訪れる人がプラス92.2%と増加した。
3位は福岡県で52.1%。4月に全線開通する東九州自動車道の効果が大きいとみられ、東九州自動車道沿線の行橋・豊前・苅田・北九州空港エリアはプラス77.3%となっている。また自宅都道府県別では、大分県がプラス96.1%、宮崎県プラス88.1%、鹿児島県がプラス72.2%という結果となった。
他には、島根県が4位、岡山県が7位と、広島県と合わせて中国地方3県がトップ10に入っている。
これらのデータは、3月7日時点での楽天トラベルの国内宿泊(通常、デイユース)、ANA楽パック、JAL楽パック、インバウンドでの予約人泊数実績を、前年同期比で算出した。

楽天株式会社のプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000345.000005889.html