2月に発生した事故の実況見分のための措置
西日本エリアで高速道路事業展開する西日本高速道路株式会社(NEXCO 西日本)は、中国自動車道の吉和(よしわ)IC(インターチェンジ)~六日市(むいかいち)IC間の下り線(山口・九州方面行き)において、通行止めを実施すると発表している。
今回の通行止めは、2016年2月14日に発生した交通事故における、山口県警察本部交通部、高速道路交通警察隊が事故見分により使用するための通行止めとなる。
大型車は広島道~山陽道の利用を
通行止めとなるのは、中国自動車道吉和IC~六日市IC間下り車線となる約27kmの区間。期間は、2016年3月16日、21:00から23:00までの約2時間で、小雨の場合でも決行される。
迂回路として普通車以下は、国道186号から国道434号に入り、その後国道187号を通る国道ルートを推奨している。また大型車には、一般道で通行困難な場所もあるため、事前に広島道に移り山陽道の利用を促している。
通行止めによる乗り継ぎ料金調整を実施
なお通行止め時間中、指定されたICから高速道路を一旦流出し、国道などを迂回して指定されたICより再度同じ方向(下り線)に乗り継ぐ利用者を対象に、通行料金の調整をおこなう「乗り継ぎ料金調整」を実施する。
中国自動車道からの流出で、流出指定IC「吉和IC」から流出した場合の流入指定ICは、中国自動車道「六日市IC」と、広島岩国道路大竹「IC」および山陽自動車道「岩国IC」。
大型車など山陽道に移った場合は、流出指定ICとして山陽自動車道「岩国IC」、流入指定ICとして中国自動車道「六日市IC」となっている。
ETC利用なら乗継証明書は不要
ETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)を利用しない場合、流出指定ICで渡される「高速道路通行止め乗継証明書」を、乗り継いだ後に自動車道の出口として使用するICで提出すれば、通行料金が調整される。
ETCを利用する場合は、出発ICから流出指定ICおよび流入指定ICから到着IC間すべてを同一のカードで利用すれば(ETC無線通信により走行)、乗継証明書は不要で、クレジット会社等の請求時には通行料金は調整されている。
(画像はNEXCO 西日本「お知らせ」より)

NEXCO 西日本 お知らせ
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