第1回道路交通アセスメント検討会
国土交通省道路局は、渋滞対策などを検討する「道路交通アセスメント検討会」を設立。2016年3月17日、第1回の検討会を行うと発表した。沿道立地や路上工事による交通渋滞対策の推進に向けた取り組みだ。
渋滞の現状把握と課題の抽出
同省では早稲田大学理工学術院の森本章倫教授を座長に、経済学、建設工学などに携わる有識者で組織された「道路交通アセスメント検討会」を設立。
渋滞の現状と課題などを把握し、国内外の制度などを改めて見直すための議論が行われる。渋滞を生じさせる大きな原因として、沿道立地、路上工事などがある。それに対し効果的な道路交通アセスメント、またそれに基づく対策などを講じていくための方策を検討していくものだ。
移動時間の4割が渋滞
日本では、都市部などの道路移動時間の約4割が渋滞による損失を受けていると言われている。
効率的な渋滞対策を推進し、円滑な移動を実現することは、道路利用の利便性を向上させることはもちろん、人口減少が進む日本国内において、生産性の向上に寄与するものだ。

国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001123201.pdf