バリアフリー化指標の検討
国土交通省では2016年3月17日、第3回「オリンピック・パラリンピックを見据えた観光地のバリアフリー化の評価に関する検討会」を開催すると発表。有識者や観光・交通関係者と評価指標作成に向けた最終検討を行う。
観光客サポート体制の明確化
同検討会は、2020年のオリンピック・パラリンピック前後を見据え、訪日外国人観光客を地方へ誘客していくための施策として、地方の観光地の受け入れ体制や利便環境の持続的向上を図る目的で行われるもの。
その中で滞在や移動に制約のある障害者・高齢者などに対するサポートや、情報提供などのあり方を明確にする必要性を提案。
そのため、近年外国人観光客が増加している奈良県、富山県、石川県を選定し、実地調査による情報収集と分析を行い、多様なニーズに対応できるバリアフリー化への評価指標を行っている。同調査によって、全国の観光地で使用できる指標を作成するのが目標だ。
開催概要
同検討会ではバリアフリーに関する有識者をはじめ、現地観光協会、地方公共団体、国土交通省運輸局などが参加。今回の第3回は最終回となり、3月17日に大阪合同庁舎で開催。バリアフリー化指標の検討と普及方策を具体的に進めていく予定だ。

国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001122873.pdf