G7サミットの顔
日産自動車は2月17日、三重県に電気自動車「e-NV200」1台を無償で貸与したと発表した。三重県内では2日に、伊勢市、志摩市、鳥羽市の3市に対し、各1台貸与しており、5月に開催されるG7伊勢志摩サミットに向けて、地球温暖化対策への取り組みの一環として、アピールするのが狙い。
「e-NV200」は、従来の多目的商用バン「NV200」に、電気自動車の機能が加わり「クリーンで静かな走り」と「パワー」が特長のモデルで、2015年7月にはグローバルタクシーとして都内で運行も開始している。パワープラグによる屋外での電源供給が可能。まさに走る蓄電池として、災害時にも期待されている車だ。
地方自治体、積極的に導入
日産は昨年9月に、「電気自動車(e-NV200)活用事例創発事業」を開始して以来、「e-NV200」の特長を活かした街づくりなど、独自の取り組みを考案した自治体に対して、3年間無償貸与し、実際に活用を進めている。三重県では、駅伝大会、河川水質観測用の電源、環境パトロール等、様々な用途で活用が予定されている。
日産は、電気自動車の開発・販売だけにとどまらず、地域と連携して電気自動車の普及活動を進め、エネルギー循環型の産業システムの構築に貢献するために、積極的に活動を行うと発表している。
(画像はプレスリリースより)

日産自動車 プレスリリース(三重県への無償貸与)
http://www.nissan-global.com/日産自動車 プレスリリース(無償貸与のプレスリリース)
http://www.nissan-global.com/三重県HP
http://www.pref.mie.lg.jp/index.shtm