首都圏で銀聯カード対応へ
第一交通産業グループは、東京・千葉・神奈川地区の第一交通タクシー666台が、3月1日より銀聯(ぎんれん)カード決済に対応することを発表した。
中国人観光客の取り込みへ
既に導入されている10カ国語翻訳サービスと合わせ、今後も増加が見込まれる訪日中国人観光客が個人旅行時に移動手段として同社のタクシーを選択しやすくなることを狙ったものだ。
第一交通産業グループでは、平成24年に宮城地区の335台、平成28年2月に福岡地区の453台に、銀聯カードの対応を行った。今後は大阪地区などへの対応も進める方針だ。
銀聯カードの広まり
銀聯カード(UnionPay)は、平成14年に中国人民銀行が中心となって政府主導で設立された銀行間決済ネットワーク運営会社。中国の金融機関は銀聯ネットワークに参加しており、中国国内で発行されるほぼ全てのキャッシュカードには銀聯ブランドが付与されている。
累計発行枚数は50億枚を超えると言われており、海外の銀行やカード会社とも積極的な提携が進められている。
平成17年12月に日本でも三井住友カードが業務提携を行い、日本国内でも銀聯カードの利用が可能となった。
(画像はプレスリリースより)

第一交通産業グループ プレスリリース
http://www.daiichi-koutsu.co.jp/group/gaiyou/data/pdf/