駅の利用客の増加を先読みできるとオモシロイ
2月12日、東京大学駒場第2キャンパス・コンベンションホールで「交通ジオメディアサミット 〜 IT×公共交通 2020年とその先の未来を考える〜」が開催され、そこで発表された資料が同イベントのサイトで公開されている。
それらの資料の中で、 株式会社ナビタイムジャパン、経路探索開発責任者兼交通コンサルティング事業 チーフエンジニアの太田恒平氏の発表「データが明かす公共交通の実態」では、”混雑予報”のコンセプトが紹介されている。
「明日は○○混むでしょう」と”予報”できる?
同社のサービス「ナビタイム」で時刻や経路検索に用いられた発着地の駅を、検索回数に応じて地図上に色づけする。それにより”どの駅がいつごろ混みそうか”の予測をひと目で知ることができる。
発表資料では、2013年4月13日16時台に西武球場前駅周辺が極端に色が変わっている地図が例示されている。これは、その日時に西武球場前駅に到着するよう検索を行った回数が多いことを表している。つまり、その日時に西武球場前駅の利用客が多いことが、”事前に”予想できたことになる。
同サミットは、電車やバスなどの公共交通機関がITデータを使いどんな利便性向上が図れるかを、発表・議論する場として毎年開催されている。

「交通ジオメディアサミット 〜 IT×公共交通 2020年とその先の未来を考える〜」発表資料と反応 - niyalistのブログ
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