新料金は距離に重点
首都高速道路は、2月5日、平成28年4月(予定)から、新料金(案)に改定する旨を公表した。
これまで首都圏(圏央道内側)の高速道路の料金体系は、整備の経緯の違い等から、料金水準や車種区分等が異なっていた。しかし、環状線の整備の進展を踏まえ、整備重視から対距離制を基本とした「利用重視」の料金体系へ移行する予定だという。
主な改定内容
首都圏の新たな高速道路料金(案)では、圏央道を含むその内側の高速道路の料金水準が、対距離制を基本とした料金体系になる。
また、首都圏の高速道路の車種区分が、5車種区分に統一。ETC車の場合、出発地と目的地が同じであれば、圏央道や外環道等の経路で利用しても、基本的には、起終点間の最短距離の料金となる予定だ。
一方、首都高では、ETC車の基本料金が、普通車の場合、現行の「6キロメートル毎の料金距離に応じて加算される料金体系」から、「0.1キロメートル毎の料金距離に応じて10円単位で加算される料金体系」に移行され、普通車の場合、上限料金は1,300円、下限料金は300円となる。
前広に連絡を
今後、同社では、道路整備特別措置法第3条に基づいて、新料金(案)を国土交通大臣あてに申請する方針だ。
なお、移行にあたっては、広く国民から意見を募集していた。同社では、新料金が決定となる前に、利用者等に知らせることが不可欠と考え、今回事前通知を開始したとしている。
(画像は首都圏の新たな高速道路料金(案)より)

首都高速道路 更新情報(平成27年度)
http://www.shutoko.co.jp/updates/h27/data/