西菱電機製となる業務用IP無線機「SoftBank 301SJ」
情報通信分野のエンジニアリングサービスを展開する西菱電機株式会社はソフトバンク株式会社と連携し、11月16日に発足した日本最大の介護タクシーの全国組織「JWMTO(ジェウント)」(一般社団法人日本福祉医療輸送機構)に対応した、西菱電機製ハンディタイプ業務用IP無線機「SoftBank 301SJ」の納入を同日より開始した。
JWMTOに加盟する多くの介護タクシー事業者が導入予定
同社はタクシー業界におけるIP無線に関し多くの実績とノウハウを持ち、今回納入する同社製「SoftBank 301SJ」は、ハンディタイプの業務用IP無線機となっている。同機は持ち歩きに便利で、ソフトバンクの移動通信サービスエリア内ならば、どんな場所でも通信や音声通話が可能である。
またプレストークによる、一斉呼び出しやグループ呼び出し、あるいは個別の呼び出しに加え、GPSによるトラッキングや動態管理に関するニーズにも対応している。
同製品をJWMTOに加盟する全国の介護タクシー事業者が導入し、ドライバーにも携帯させることにより、車中での利用客との対応時や車外での待機時でも、コールセンターからの配車受け付けや、他の車両との連携を図ることが可能となります。
介護タクシーの需要増加とともに成長するIP無線機事業
JWMTOは、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックや今後ますます増加する高齢者を見据え、利用者の利便性向上や安全確保を目指した介護タクシー組織として発足。
そして約2,200の事業者を有する、日本最大規模となる介護タクシーの全国組織として、介護タクシー業界としての知名度向上などを目指していく。
なおJWMTOの協力企業またはスポンサーとしては、介護タクシー団体以外にも同社やソフトバンク、あるいはオリジナルグッズを製作する株式会社スカイロードジャパンなどの複数社が参加している。
国土交通省では2020年度末までに2万8,000台(2014年度末の約2倍)に増加させる目標を掲げているため、今後は介護タクシーの需要増とも相まって、さらなる成長が期待されるところである。
(画像は西菱電機より)

西菱電機株式会社 ニュースリリース
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