事業者向けの交通安全施策プラン
「事業用自動車総合安全プラン2009」を聞いたことはあるだろうか?平成21年3月に国土交通省により取りまとめられたプランだ。これは事業者向けの事故を削減していくためのプランで、関東運輸局と関係業界の団体は、「事業用自動車総合安全プラン2009」をもとに管内の事業用の自動車事故の減少を目指してきた。
具体的な目標として、死亡事故数の削減と飲酒運転ゼロ、という2つの目標を設定している。
平成30年に向けた、新たな重点施策
平成27年度関東地域事業用自動車安全施策実施目標においては、平成30年に向け事業用自動車の事故数削減に向けて、新たな施策や既存の施策強化が計画に盛り込まれている。
具体的にどのような計画が策定されているのだろうか?1点目は、運輸安全マネジメントのさらなる強化だ。第3者機関による安全マネジメントの活用が考えられている。2点目は、運行管理制度の徹底だ。危険ドラッグなどの使用禁止、過労運転の防止など運転者の教育を徹底していく方向性を明らかにしている。
さらに、事故情報の活用充実、運転者対策の充実・強化などが計画に盛り込まれている。遠距離の運転で事故のリスクをはらむ、事業者の交通安全への取り組みは交通安全社会を考える上で必須のことだ。
平成27年度関東地域事業用自動車安全施策実施目標により、事業者の事故件数がどのように変化するのか注目だ。
(画像はイメージです)

国土交通省関東運輸局のプレス情報
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