圏央道の埼玉県内区間が全線開通
国土交通省は、圏央道(国道468号首都圏中央連絡自動車道)の埼玉県内区間が10月末日に全線開通することを発表した。開通するのは桶川北本インターチェンジから白岡菖蒲インターチェンジの4車線10.8キロメートル区間。
物流の効率化、物流施設新設による雇用・投資の増加に貢献
今回の区間が開通することにより、東北から関越、中央の各自動車道、および東名高速が圏央道経由で結ばれることとなり、日本の大動脈が直結することによる経済支援への貢献が期待されている。
物流施設や工場の進出による雇用や投資の増加も合わせて期待されており、配送体制の効率化や企業活動の活性化にも期待は高まっている。埼玉県では既に圏央道沿線地域の新規立地が10年で462件と、地域経済に寄与している様子がうかがえる。
観光地活性化の期待も
同区間利用により、埼玉県・東北道方面から湘南・鎌倉方面への時間が約55分、首都高速経由で130分かかっていた東名高速・海老名ジャンクションから東北道・久喜白岡ジャンクション間が75分と、各地へのアクセスの大幅な時間短縮が見込まれ、観光地活性化の役割も大きい。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省
http://www.mlit.go.jp/common/001105020.pdf