タクシーマナー向上推進会議とは
神戸市では、観光客や神戸に訪れた人が快適に過ごせる街づくりの一環として、タクシー運転手のマナー向上に力を入れている。このため、平成16年に「タクシーマナー向上推進会議」を立ち上げた。今回で23回目の開催になるこの会議では、タクシー運転手の接客マナーやホスピタリティの向上を目指している。
この会議は、Feel KOBE観光推進協議会や神戸商工会議所、神戸市観光・ホテル旅館協会、公益社団法人ひょうごツーリズム協会、一般財団法人神戸国際観光コンベンション協会などの観光団体や、一般社団法人兵庫県タクシー協会、神戸個人タクシー事業協同組合のタクシー業界団体、国土交通省、兵庫県、神戸市などの行政が一体になって取り組んでいる。
タクシーマナーを向上
同市は、「乗車の際に行き先を伝えたところ舌打ちされた。降車時にドアを早く閉められ、体を挟まれそうになった」、「行き先を伝えたら、住所が不明では行けないと断られた。京都のタクシーでは一生懸命探してくれるのにと言ったら、それなら京都のタクシーに乗れと言われた」などの苦情が寄せられており、モニター調査での結果も神戸市のタクシーへの印象は善し悪しが分かれる結果になった。
同市産業振興局の加藤久雄局長は、「神戸市は約3500万人の観光客を迎えており、外国人観光客は昨年の1.5倍に増えている。タクシーは神戸の印象を大きく左右するのでマナー向上に努めて欲しい」と会議の冒頭で述べた。
今後、秋の行楽シーズンにあわせて行われるKOBE観光ウィークに向け、乗客とのコミュニケーションの参考になるようなチラシや観光資料を配布する「おもてなし向上キャンペーン」や、三宮・新神戸でタクシーマナーモニター調査を実施する案などが決まった。

神戸市:第23回タクシーマナー向上推進会議を開催します
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press