企業名などを冠して広告料を徴収する制度
2015年9月3日、兵庫県加古川市は、同市でコミュニティー交通として運行されている「かこバス」「かこタクシー」の14停留所を対象に「ネーミングライツ」制度を導入したことを明らかにした。神戸新聞が報じている。
「ネーミングライツ(命名権)制度」は、施設などに企業名などを冠することを許可する代わりに広告料を徴収するというもので、期間は10月1日からの2年間。3年目以降は1年更新とし、かこタクシーについては年間3万円、かこバスについては年間14万4千円をネーミングライツ料とする。
かこタクシーにおいては15停留所のうち5カ所、また西神吉町につくる新ルートにいける1カ所に命名権が付与された。決定した停留所名の中には、「西城後公園」など、業者の意向で地域に根差した名称となったものもあるという。
バス路線の廃止に伴い路線が拡大
かこタクシーは現在年間2万人の利用者がおり、人口集中地区以外で公共交通が近くにない地域の人々の足として活躍している。運賃は100円または200円となり、利用しやすい。
2015年9月をもって志方町の西牧方面で運行していた神姫バスの撤退に伴い、そのエリアをカバーする形で「かこタクシー」の路線は拡大する。

かこバス・かこタクシー 加古川市
http://www.city.kakogawa.lg.jp/kakobus/