「OKICA」の利便性を高める取り組み
沖縄県がIC乗車券「OKICA」(オキカ)について、その利用範囲をタクシーや離島フェリーにも拡大していくことを検討していることが、8月21日に明らかとなった。琉球新報などが報じた。
現在「OKICA」の利用範囲は沖縄都市モノレール(ゆいレール)と本島バス4社に限定されている。もし実現すれば、現在は離島住民がフェリー運賃割引のため毎回乗船時に記入しなければならない申込書の手続きもOKICAで行えるようになるなど、公共交通機関の利便性の向上が期待できるという。
県はOKICAを導入した際の機器システムや運用方法を検討する事業者を公募中で、9月に決定する予定。OKICAの利用範囲を拡大するための協議会も2016年1月に設立するとしている。
現在約8万9千枚を発行
「OKICA」は沖縄県内の都市モノレール(ゆいレール)・バスで乗車券として使用できるICカードだ。2014年10月から利用が開始され、8月現在で約8万9千枚が発行されている。
しかし離島においてはバスも含め、OKICAを利用できる公共交通機関がないのが現状。また観光客の多い沖縄県においては国内外観光客にもOKICAの利用ニーズがあると言える。

OKICA 公式サイト
http://info.okica.jp/