まずは2年間実証運行
大津市は、志賀地域における「デマンド型乗合タクシー」の実証運行を10月2日より開始することを発表した。
なお、実証期間は2年間。大津市地域公共交通活性化協議会が近江タクシーに委託して実施される。
取り組みの内容
「デマンド型乗合タクシー」の目的は、運転ができなくなった高齢者の暮らしをサポートすること。
利用希望者は、登録申請書を提出したうえ、利用の1週間前から前日午後5時までに電話で予約をすれば、自宅から病院などの目的地へ送り届けてくれるという。
なお、運行は、火・水・金曜の週3日、午前8時から午後6時まで、JR北小松駅から和邇駅間の6エリアを5往復、計10便を予定し、料金は1エリア内300円。エリアを越えるごとに加算される仕組みだが、最終的に収益率が25%以下の場合には、廃止するのもやむを得ないとしている。
地域住民のニーズも多く
志賀地域は、道に高低差がある所が多く存在する地域。高齢化が進んでいる一方、大部分の地域でバスも運行していないため、公共交通の整備が課題として挙げられていた。
なお、大津市では、地域の高齢者ニーズに応えるべく、2年後の本格運行へ向けて整備を進めたい考えだ。

大津市 ホームページ
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