最終報告書として発表
国土交通省は7月30日、交通政策審議会陸上交通分科会自動車部会豊かな未来社会に向けた自動車行政の新たな展開に関する小委員会の検討結果を最終報告書として取りまとめ、発表した。
6回の検討を重ね、今後の方向性まとめる
「国土のグランドデザイン2050」の実現等に向け、今後10年程度先までの自動車行政の新たな展開の方向性をまとめたもの。小委員会は2014年9月に設置され、6回にわたって開催され、将来を見据えた検討が重ねられてきた。
「多様な主体が交流することによって実現する『豊かな未来社会』に自動車が大きく寄与」するとして、交流による付加価値の向上、地域を支える自動車関連産業、これからの「くるま」について基本的方向性を示している。
ユニバーサルデザインタクシーなど使いやすい車両づくり
これからの「くるま」については自動車の機能性に加え、将来のさまざまな方向性を柔軟に検討するものとしている。具体的な方策としてノンステップバスやリフト付きバス、ユニバーサルデザインタクシーなど、高齢者や障害者に使いやすい車両づくりがあげられている。
消費者の多様化や変化に合わせ、ICTとの関係を強化した自動車、課題先進国としてのイノベーションが求められる。

国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha01_hh_000052.html