それぞれのサービスを告知して認知度向上に貢献
株式会社ウケトルは3日、日の丸交通株式会社と業務提携を開始したと発表した。業務提携の内容は、双方がそれぞれの企業のサービス告知を実施するというものだ。
同社は物流のコストとCO2の削減を目的として、宅配荷物の再配達を支援するアプリを開発・運営している。そのアプリ内で、日の丸交通が展開している女性ドライバーを指定・予約できるサービス「なでしこタクシー」の告知を行う。
また日の丸交通側では、都内で営業しているタクシー20台でウケトルのサービスを告知する。告知を行うタクシーの台数は、今後増やしていく予定だ。
運輸に係わる事業者として互いに協力を
近年、スマートフォンの普及にともない、インターネットを利用した通信販売で商品を購入する人が急激に増加している。しかし、そのために宅配業者が扱う物流量も急増し、特に受取人不在による再配達サービスが宅配業者にとって大きな負担となってきている。
宅配業者が扱う物流量の急増は、タクシー業界も影響を与えている。物流のための車両が増えれば、それだけ交通渋滞の発生リスクや交通事故の発生リスクが高まる。実際に、思わぬ場所に宅配業者の営業車両が停車していてヒヤリとした、といった経験をしているタクシードライバーも多いだろう。
今後、運輸に係わる事業者として、それぞれのサービスをよりよい形で提供できるようさらに提携を進めていくことができれば、さまざまなメリットが生まれるに違いない。

株式会社ウケトルプレスリリース
http://uketoru.net/news/20161003