横断歩道と横断者、あなたはどうする?
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)では、2016年9月26日に自動車運転の実態調査について発表。それによると、「信号機のない横断歩道」において歩行者を優先している人は、なんと1割に満たないことが分かった。
全国94カ所で大規模調査
JAFでは今年度6月に、「あなたのお住まいの都道府県の全般的な交通マナーについて、どう思いますか?」というアンケートを実施。
その中で、「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに、一時停止しない車が多い」という設問に約半数の43.7%が「とても思う」と回答している。
その実態を把握すべく今回の調査を実施。JAF職員が、週末をのぞく10時から16時の間に、1カ所につき50回以上の横断歩行を行った。信号機の設置されていない横断歩道は全国合計94カ所、通過する10,026台を対象に結果を算出している。
9割が一時停止なし!
調査中、一時停止をした車はわずかに575台。全体の7.6%で、9割以上が停止をせずに通過している。また、半数以上に該当する48カ所の調査地点では、停止率5%未満という結果になった。
信号がなくても、横断歩道は歩行者が優先。交通ルールだけでなく、ドライバーのマナーとしても対策が必要だ。
(画像はプレスリリースより)

一般社団法人日本自動車連盟のプレスリリース
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2016_35.htm