湘南工場
日産車体株式会社は、6月1日、同社の主要生産拠点となる湘南工場において、日産の新型「NV200 タクシー」の量産を開始したと発表した。
この日、同工場では、同社理事である湘南工場長の梶井亮氏と関係従業員約500名が参加し、生産開始を祝う式典がおこなわれた。
ワゴンタイプの新世代タクシー
「NV200 タクシー」は、多目的商用車「NV200 バネット」を基に開発したワゴンタイプのタクシー。タクシーはこれまでセダンタイプが主流であったが、そのイメージを一新し、新世代タクシーとしての流通をはかる。
すでに米国・ニューヨーク市では、「NV200 タクシー」と同様のモデルが次世代イエローキャブとして活用されている。
湘南工場は、2013年に生産ラインを再編し、効率的で柔軟な対応が可能な生産体制を確立。「NV200 タクシー」は、再編が完了した湘南工場で生産される初めての新型車となる。
日本のタクシーの歴史に新たな1ページを
工場長の梶井亮氏は、式典において、
「NV200 のグローバルマザー工場である湘南工場で、日本のタクシーの歴史に新たな1ページを刻むこの次世代のタクシー『NV200 タクシー』を生産できることを大変誇りに思っています。先代のセドリックタクシーを長年生産してきたノウハウを活かして、ここ湘南生まれの品質の良い新型タクシーを1台でも多く日本中にお届けしたい」(引用:プレスリリース)
と述べた。
日産車体は今後も、湘南工場が特長とする多車種混流生産をフルに活用し、消費者のニーズにきめ細かく対応できる工場をめざしていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)

日産車体株式会社 プレスリリース
http://www.nissan-shatai.co.jp/NEWS/PDF/150601_nv200taxi.pdf