NTTドコモと神戸市が実証事業「神戸市ドコモ見守りサービス」
神戸市と株式会社NTTドコモは、「神戸市ドコモ見守りサービス(実証事業)」を9月15日から翌年2月28日まで実施することを発表した。これは、本年4月に神戸市とドコモが締結した、ICTやデータを活用し、地域における様々な社会課題の解決を図ることを目的とする協定の取り組みのひとつとなる。
このサービスでは、BLE(低電力ブルートゥース)タグを子どもに持たせ、タグを持った子どもが、検知ポイントとなる定点設置の受信機や市内の実証事業協力者が保有するスマホの近くを通過した際に位置情報がサーバに通知される。小学校だけでなく、福祉施設、公共施設や阪神電鉄、阪急電鉄、地下鉄の駅などが定点ポイントとなるほか、地域住民向けに「見守り応援隊アプリ」を提供し、アプリがダウンロードされたスマートフォンも動点検知ポイントとして活用する。
タクシー会社22社も見守りに参加
また、一般社団法人兵庫県タクシー協会も協力事業者に加わる。神戸相互タクシー株式会社、扇交通株式会社など、22社のタクシー会社のタクシーが検出ネットワークに食わあわることで、さらに広域での検出ネットワークを形成し、発券制度の高い見守りの実現を発揮する。
9月15日現在では、定点検知器が約70台、動点検知協力者が約1,000名でスタートする見守りサービス。小学生を地域全体で自然と見守る新しい取り組みといえそうだ。

NTTドコモのプレスリリース
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/notice/2016/09/15_00.html