逆走車の対処法を公開
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)では、逆走車両に遭遇した際の対処法について公開。逆走車がどう見えるか、どのような状況になるのか、再現したビデオも同時に公開している。
逆走で起こり得る危険を回避
車の走行により、逆走車を確認してから近づくまでの時間はごくわずか。特に大型車などで見通しが悪くなっていると突然現れるため、瞬時的な判断が求められる。
普段からの正しい姿勢と防衛運転の心がけはもちろん、追い越し車線は追い越時のみ走行する習慣をつけることで、逆走車に遭遇する・衝突する危険も回避できる。急速なハンドル操作は、路面の状態によってはスピンや転倒、他の車との接触も考えられるからだ。
高齢化による社会問題
逆走が発生するのは主に高速道路のインターチェンジ、自動車専用道路の本線上などで発生することが多く、NEXCO西日本がまとめた調査でも、75%がこの2つの場所で発生している。事故を起こすのは、45%が65歳以上、30%が75歳以上と高齢者。
国土交通省をはじめ道路管理局などでは、逆走防止の標識や矢印などを表示するほか、逆走車の道路通過を防ぐ「逆走防止装置」の設置も進められている。
JAFでもこの事態を深刻な社会問題と受け止め、注意を呼びかけている。

一般社団法人日本自動車連盟のプレスリリース
http://www.jaf.or.jp/