ダッシュボード等に表示 アメリカで今秋から
アウディ・アメリカ(以下、アウディ)は現地時間8月15日、目前の信号が赤から青に変わるタイミングをダッシュボード等に表示するサービス「Traffic light information system」(以下、信号情報サービス)を、今秋後半からアメリカで開始すると発表した。
信号情報サービスは、一定地域内にある信号を集中制御するセンター(Traffic Technology Services 以下、交通管制センター)と、アウディのサーバーを接続して信号の情報をリアルタイムで入手。このサーバーから車までは携帯電話回線網を経由してLTE通信で結ぶ。
車に搭載されたGPS等の位置情報をもとに、目前にある信号のデータをサーバーから受信。あと何秒で信号が赤から青に変わるかを、ダッシュボードやフロントガラス上に表示させる。
信号情報サービスは、環境の整備された都市から開始し、2017年にはアメリカ国内の主要都市にサービスを拡大する予定。
車と交通インフラとを結ぶ「V2I」通信を初めて実用化
信号情報サービスは、アウディがインターネットを経由して渋滞情報や気象情報を提供している通信サービス「Audi connect」のハイエンド機能「PRIME」の一つとして提供される。
2016年6月生産以降のアウディQ7、A4、A4 allroadモデルに搭載される。
アウディは信号情報サービスによって、道路や信号等と情報をやり取りするvehicle to infrastructure(V2I)通信を使った商用化サービスをいち早く開始する。
また信号の情報を車で受信することは、より円滑な道路交通の実現等に重要な技術。アウディは将来の交通システムの高度化を見据えて新技術の開発に取り組んでいる。

Audi USA
https://www.audiusa.com/