地域公共交通優良団体とは
国土交通省は、平成28年7月29日に、「平成28年地域公共交通優良団体国土交通大臣表彰式」を行った。
これまでの地域公共交通に関する取り組みで、他の地域の模範となるような顕著な功績があった団体を表彰したものだ。
団体とその功績について
北海道の、陣川あさひ町会・函館バス(株)・北海道函館市、三者は、地域公共交通の確保・維持に積極的に取り組もうと、「陣川あさひ町会バス」を実証実験として協働で運行し、住民の要望に応え路線バスとして本格運行を実現した。
弘南鉄道大鰐線存続戦略協議会は、路線存続のために各種企画切符の販売をはじめ、利用者増加のために対象を明確化し、利用促進策などを戦略的に展開したことで、利用者の増加という明らかな成果をもたらした。
「ぐるっと生瀬」運行協議会は、兵庫県西宮市にある交通空白地域を解消するため、そして、利用者のために利便性を考えた持続可能な運行を目指してコミュニティバスの導入を実現した。
加西市公共交通活性化協議会は、まず、駅舎整備などの環境改善に努め、地域の交通の実態や利便性を考えた公共交通体系の確立を行った。
玉野市地域公共交通会議は、新交通体系の構築や乗合タクシーの導入など、乗り継ぎの円滑化を図るコミュニティ交通を中心に多様な利用促進策を講じた。また、住民の意見など把握・検証し、利用者の増加を実現した。

国土交通省 地域公共交通優良団体大臣表彰式
http://www.mlit.go.jp