飲酒運転は周囲の人たちも危険にさらしてしまう
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)福岡支部では、飲酒運転を見かけたときには通報するよう呼びかけている。
福岡県下では、ちょうど10年前の平成18年8月25日に、海の中道大橋飲酒運転事故が発生した。飲酒運転車両に追突され博多湾に転落した車内に、幼い子ども3人が取り残されて溺死したという悲惨さから、多くの人たちの記憶に残っている。
この事故をひとつの教訓に、福岡県では飲酒運転を見かけた場合は通報するよう、県民に義務づける条例を施行している。もちろん、義務である以前に、交通の安全を確保するために飲酒運転は決して見逃してはならない。
講習会で飲酒運転の恐ろしさを実感できる
プロのドライバーであるタクシードライバーであれば、飲酒運転など言語道断だ。けれど逆にそのために、飲酒して運転するとどのような状態になるのか、いったい何がどう危険なのかを実感できないという場合もあるかもしれない。
JAF福岡支部では、毎年8月に飲酒運転撲滅講習会を実施している。この講習会では、実際に飲酒して疑似運転をしたり、筆記作業したりするなどして、飲酒が自己の判断力にどのような影響を与えるのかが体験できる。今年は8月22日(月)10:00~16:00に、東福岡自動車学校で開催予定だ。
飲酒運転の恐ろしさを実感することで、周囲の人たちへも飲酒運転の危険性をはっきりと伝えることができ、また飲酒運転を見かけた場合はちゅうちょなく通報できるようになるはずだ。この機会に、ぜひ講習を受けて飲酒運転撲滅に協力しよう。

JAF福岡支部ご当地情報
http://jafevent.jp/area/kyushu/fukuoka/