ICOCAなど交通系ICカードでも決済可能に
京都市で今年3月から実証実験を開始した、訪日外国人向けタクシーである「フォーリンフレンドリータクシー」が好調だ。
国土交通省近畿運輸局京都運輸支局、京都市産業観光局観光MICE推進室および西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は26日、フォーリンフレンドリータクシーの利便性をさらに向上させるため、交通系ICカード決済機器の導入と専用乗り場の拡大を、2016年8月1日(月)より開始すると発表した。
JR西日本が発行するICOCAなど、交通各社が発行する電子マネー系ICカードによる決済がタクシーで可能になるのは、京都ではこのフォーリンフレンドリータクシーが初となる。
専用乗り場の運用も拡大していっそうの利便性向上
決済が可能となる交通系ICカードは、「ICOCA」「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」の9種類となっている。主な流通地域が北海道や九州だというICカードも使用できるというわけだ。
訪日外国人旅行者も、最近は団体ツアーから個人ツアーへと、その主力がシフトしてきている。訪日外国人であっても、鉄道やバスなど公共交通機関を多用する個人旅行者であれば、ICカードを利用していることが多そうだ。タクシーでも同じように使用できるようになれば、間違いなく歓迎されるだろう。
また、現在午前9時から午後5時までとなっている烏丸口の専用乗り場は、午前9時から午後11時まで運用時間を拡大し、24時間対応となっている八条口の専用乗り場は、待機枠を拡大して乗り場に2台、待機場に1台という体制になる。この運用拡大も、おおいに歓迎されるに違いない。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省近畿運輸局京都運輸支局・京都市産業観光局観光MICE推進室・西日本旅客鉄道株式会社プレスリリース
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