タクシー車内にデジタル端末を設置して広告を配信
タクシー車内の広告も、デジタル表示が当たり前になってきた。都内最大手のタクシー会社である日本交通グループも、デジタルサイネージ事業に本格参入する。
日本交通グループ内企業でタクシー配車アプリ「全国タクシー」を提供しているJapanTaxi株式会社と、マーケティングプラットフォームの開発・販売を行っている株式会社フリークアウトは合弁会社「株式会社IRIS」を設立し、新たにIoT型デジタルサイネージ端末を独自開発した。
さらに、IRIS社では動画広告商品「Tokyo Prime」を開発しており、フリークアウトを通しての販売をすでに始めている。現在の販売対象は、独自開発したデジタルサイネージ端末の搭載を始めた日本交通のタクシーだ。
デジタルならではのさまざまなサービスを展開予定
今回独自開発され日本交通のタクシーに設置を開始したデジタルサイネージ端末は10インチの大型高精細パネルで、タッチ対応しているだけでなく、広告に関連したWebのURLを対応スマートフォンに通知できるなどの機能を備えている。
また、インタラクティブ・サーベイ機能により広告効果を正確に測定できるため、広告主にとってもメリットが大きい。乗客に対しての広告効果が高まれば、タクシー事業者にとってもさまざまなメリットが生まれる。
IRIS社は、2020年までにこのデジタルサイネージ端末を、東京都心のタクシーを中心に、関連する商業施設等含め、日本全国で5万台を展開することを計画している。さらに、デジタル端末としての特性を活かし、多言語表示や決済手段の拡充などインバウンドへの対応も進めていくとしている。

JapanTaxi株式会社・株式会社フリークアウト プレスリリース
http://www.nihon-kotsu.co.jp/about/release/