法人タクシー事業者評価とは
平成28年6月に公益財団法人東京タクシーセンターが平成27年度の「法人タクシー事業者評価結果」を公表した。
「法人タクシー事業者評価結果」とは、東京23区、武蔵野市、三鷹市のタクシー事業者325社について、公益財団法人東京タクシーセンターが毎年行なっているもので、接客・サービス50点、安全運行30点、経営姿勢20点合計100点の各項目で評価を行い、優良(76点以上)、B(61点以上76点未満)、C(61点未満)のランク付けをしているものである。優良ランクの会社を公表するほか、2年以上連続してCランクの会社や負担金未納の会社も公表している。
この会社のタクシーには乗ってはいけない
今回取り上げるのは、2年以上Cランクを続けている5社と負担金未納の1社合わせて6社だ。
最初に、連続Cランク年数3年は、江戸川区北葛西のイチバン流通、同じく江戸川区北葛西のTM交通、そして大田区東糀谷の東京自動車。続いて、連続Cランク年数2年は、大田区東糀谷のえびす自動車、江戸川区北葛西のオーエストランスポートの2社。最後に、負担金未納事業者1社は、世田谷区喜多見のセントラルタクシーだ。
世界に誇れるタクシーに
接客・サービス、安全運行、経営姿勢という最低限の項目について、何年もの間最低評価に甘んじている会社や負担金を納付できない会社の車両に間違って乗ることが無いように覚えておきたい。
なぜなら、東京にはあふれんばかりのタクシーが走り回り、高品質サービス提供競争が激化しているのだ。わざわざ接客レベルが低くて身の安全を脅かす車に乗る必要は無いだろう。
タクシーに乗る際、車体に「優良」または「マスター」のステッカーが貼ってある車両を選んで乗ることを忘れなければ、サービスレベルの低い会社が淘汰される自浄作用が働き、近い将来東京のタクシーが世界に誇れるレベルになるに違いない。
(画像はプレスリリースより)

公益財団法人東京タクシーセンター プレスリリース
https://www.tokyo-tc.or.jp/outline/docs/press-20160624.pdf