ワイパーゴムの劣化で拭きムラが出ていないか
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)では、雨の季節に合わせ「クルマ何でも相談室」で、「ワイパーブレードの交換時期はどこで判断するのですか?」という質問を取り上げている。
どんなドライバーでも、雨天にワイパーを使用せず走行することは難しいだろう。ワイパーによってウィンドウに付着した雨滴や汚れを取り除くことで、ドライバーは視界を確保する。
そのワイパーの要となるのが、ワイパーゴムだ。このワイパーゴムは、使用しているうちに紫外線や熱によって劣化する。そうするとウィンドウに拭きムラができ、雨滴をきれいに取り除けなくなり、ドライバーがクリアな視界を確保するのが難しくなってくる。こうなる前に交換しよう。
良好な視界の確保は安全運転の必須条件
もちろん、ワイパーゴムの劣化をチェックするだけでなく、ワイパーそのものの作動も正常かどうかチェックする必要がある。プロのドライバーであれば、ウィンドウォッシャー液の残量や噴霧状態などとあわせて、日常点検でチェックすることを心掛けよう。
近年は「追従走行」や「衝突被害軽減ブレーキ」などを目的として、ウィンドウ越しにセンサーカメラを設置する自動車も登場している。ワイパーが拭きムラを起こしてしまうと、そのセンサーが上手く作動しなくなる可能性も考えられる。
また、営業車両であればドライブレコーダーを搭載していることも、最近では当たり前のこととなってきた。ウィンドウ越しの視界が不良であることは、さまざまな面において安全運転の支障となり得る。少しくらいの拭きムラならいいかなどとは考えず、すぐに対処することが必要だ。

一般社団法人日本自動車連盟(JAF)クルマ何でも相談室
http://www.jaf.or.jp/qa/mechanism/