付加車線4路線を設置
国土交通省道路局は、高速道路の付加車線設置を検討。暫定2車線区間における4路線を選定、発表した。これらに付加車線を試行設置し、効果を検証する。
高速道路の暫定2車線を検証
これは、高速道路の暫定2車線区間における速度が、近い範囲に位置する4車線区間の平常時の速度に比べ、25%以下となる区間を選定。社会資本整備審議会道路分科会が、ETCデータによって車の流れを調べた。
著しく走行速度が落ちる、渋滞になる場所は全国で4カ所。東海北陸道の飛騨清見IC~小矢部砺波JCT、岡山米子道の賀陽IC~北房JCT、蒜山IC~米子IC、徳島道の徳島IC~川之江東JCT、そして松山道の松山IC~大洲ICだ。
特に多いのは松山道。速度低下率が90%と高い割合で、渋滞回数も16回。岡山米子道は速度低下率が35%と他と比較して低いものの、渋滞回数は22回と多い。
安全・快適な走行を提供するために
これら4路線に対し付加車線を試行設置。効果を検証することで、安全性や走行性の確保など、サービス向上に取り組んでいく。
今後はこれらの検証をもとに、積雪など防災面の観点も考慮に入れながら、シミュレーションによる試行箇所の選定・設置を実施していく予定だ。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001134021.pdf