「西新宿一丁目」四谷方面は渋滞ゼロ
国土交通省は5月23日、4月にオープンしたバスターミナル「バスタ新宿」の整備効果の速報を発表した。
それによれば、国道20号(甲州街道)の西新宿一丁目交差点(四谷方面)の渋滞長が、オープン前の140mから、オープン後にはゼロに。また、新宿四丁目(西向き八王子方面)はオープン前の560mから、オープン後は340mと、約4割減少した、としている。
発表では、これは国道で待機するタクシーをバスタ新宿に集約したことによる効果としている。
当初の整備効果としていた「国道20号の渋滞緩和」が達成されたといえる。
また、バスタ新宿に高速バスが集約されたことで、新宿駅西口中央通りの道路環境が改善。平均走行速度が52%向上し、急ブレーキ発生回数が33%減少した。
人の流れが変わった
発表では、高速バス利用者の声として、「電車、バス、タクシーの乗り換えがスムーズにできるようになった」とする声を2つ紹介。
また、タクシー運転手の声として、
空港バスとタクシーが直結したことから、ホテルへ利用する外国人客が増えた。
(発表資料より)
と紹介している。
「バスタ新宿」のオープンで、富士・箱根周遊ツアーバスや、富士登山バス等のインバウンド向けサービスも充実してきているとしている。
因果関係は明らかでないが、今年4月の富士河口湖観光総合案内所の外国人利用客数は、昨年4月に比べ約1.4倍に増加した。
この発表は、「バスタ新宿」がオープンした4月4日から5月3日までの1ヶ月間の利用状況等をまとめた速報。

国土交通省発表(PDFファイル)
http://www.mlit.go.jp/