変更は2017年4月から
富士重工業株式会社(富士重)は5月12日、社名を「株式会社SUBARU」に変更することを臨時取締役会で決めたと発表した。6月28日に開催される定時株主総会で承認されれば、2017年4月から社名が変更される。
富士重は、その前身の会社の創設から数えて、来年100周年を迎える。これを機に社名をブランド名と統一させ、自動車と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドとして成長させるとしている。
スバルの自動車事業は現在、世界90カ国以上に展開。2017年3月期は同社初の年間販売台数 100万台超えると予想している。
「ぶつからない!? タクシー」など「安心」の価値を提供
スバルは運転支援システム「アイサイト」搭載車のラインナップを拡充している。
富士重によれば、公益財団法人交通事故総合分析センターの2010年から2014年までのデータを基に独自に算出した結果、人身事故件数は「アイサイト Ver.2」非搭載車に比べ6割減、追突事故では8割減、となっている。
「アイサイト」の技術を売りに、販売会社の神奈川スバル株式会社では、個人タクシー用としてレガシィのオリジナル車「ぶつからない!? タクシー」を販売している。
発表では、
経営理念である「“お客様第一”を基軸に『存在感と魅力ある企業』を目指す」ことを堅持し、長年培ってきた「安心と愉しさ」という固有の価値をお客様に提供し続ける
(プレスリリースより)
とし、“スバルブランドを磨く”取り組みをさらに加速させるとしている。

プレスリリース 富士重工業株式会社(PDFファイル)
http://www.fhi.co.jp/アイサイト搭載車の事故件数調査結果について
http://www.fhi.co.jp/神奈川スバル
http://www.kanagawa-subaru.com/