調査員が実際に客としてタクシーを利用
株式会社メディアフラッグは18日、タクシー業界の覆面調査を開始したと発表した。
同社の覆面調査では、登録スタッフ(メディアクルー)が調査を依頼したタクシー会社のタクシーに客として実際に乗車し、ドライバーの接客対応や安全性などをチェックして報告を行う。その報告から、調査を依頼した事業者側は改善点などを検討することになる。
つまり、覆面調査とは見知らぬ客による抜き打ち検査のようなものだ。同社では、担当エリアや担当営業所ごとの調査も可能だとしており、さらに子ども連れの客や大きな荷物を持った客など、さまざまなシチュエーションでの調査も可能だとしている。
ふだんから丁寧な対応を心掛けていれば評価は上がる
抜き打ち検査などといわれると、正直なところドライバー側としてはあまり気持ちのいいものではないだろう。しかし、ふだんからどのような利用客に対しても丁寧な接客を心掛け、安全運転に努めていれば、懸念するようなことはない。
それに、抜き打ち検査だといっても、別にドライバーのあら探しをすることが目的ではない。あのドライバーにはとても気持ちのいい対応をしてもらった、と報告されれば当然評価は上がる。また、自分では気がつかなかった点を指摘してもらうことで、サービスの向上にもつながる。
平成27年3月に国土交通省自動車局旅客課が公表した「タクシーに関するアンケート調査」の結果からは、「丁寧な対応」がタクシーを利用するとき最も重視する項目の1位となっている。むしろ、またあのドライバーのタクシーに乗りたいと思ってもらえるよう、常日頃から丁寧な対応に努めよう。
(画像はプレスリリースより)

株式会社メディアフラッグプレスリリース
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