若い世代に自動車整備士の仕事をPR
国土交通省関東運輸局は、自動車整備業の人材確保の取り組みとして、今年度も高等学校を訪問し自動車整備士の仕事についてPRを行う。
自動車整備士の人材確保については、同省自動車局でも検討会を開催し、全国的にさまざまな取り組みを行っている。つまりそれほどに、自動車整備士の人材確保が、緊急の課題となっているわけだ。
確かに、少子化や若者の車離れなども、自動車整備士を目指す若者の減少につながっているだろう。しかし、若者にとって職業としての魅力が感じられないという点が、何より問題ではないだろうか。
整備士によって車の安全は支えられている
自動車に関しては、近年ハイブリッド車や電気自動車など、新しい技術が次々と開発され実用化が急速に進んでいる。そういった新しい技術に対応していける自動車整備士は、今後さらに求められる存在となるだろう。
同省では、最先端の技術を学び自動車交通機関の安全を支える自動車整備士という職業の魅力を、若い世代を対象に広くPRしていく。同時に、現況として長時間勤務が多く、作業内容に賃金が見合っていないといった不満が多く聞かれる、自動車整備士の労働環境の改善にも取り組んでいる。
ドライバーが毎日安心して車を運転できるのは、確かな知識と技術を持った自動車整備士の存在があってこそだ。自動車整備士の人材確保は、今後タクシー事業者などでも積極的に取り組まなければならない課題となるかもしれない。

国土交通省関東運輸局プレスリリース
http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/press/