迂回路として高速道路を使用する場合は無料に
西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)は、2016年4月22日(金)に発生した新名神高速道路建設現場の有馬川橋橋桁落下事故により、一般国道176号線が一部通行止めになっていることを受け、迂回路として高速道路を利用した車両の通行料金を無料にすると発表した。
料金無料化は4月23日(土)3時より始まっており、終了時はいまのところ未定だ。対象となるのは、中国自動車道と舞鶴若狭自動車道の一部区間となっている。
今回の措置で対象となる車両は、一般レーン、ETCレーンともに通行料金が無料となる。ETCを利用した場合、出口料金所では料金が表示され、ETC利用照会サービスなどでも利用履歴が表示されるが、請求は発生しない。
中国自動車道と舞鶴若狭自動車道の一部区間が対象
無料対象となる区間と車両は、中国自動車道上り線においては、神戸三田ICから流入し、西宮北ICで流出した全ての車両となっている。また下り線においては、西宮北ICから流入し、神戸三田ICで流出した全ての車両と、西宮北ICから流入し、舞鶴若狭自動車道の三田西ICで流出した全ての車両となっている。
舞鶴若狭自動車道においては、上り線の三田西ICから流入し、中国自動車道の西宮北ICで流出した全ての車両となっている。中国自動車道も舞鶴若狭自動車道も、それ以外の車両は無料にはならない。なお、三田西ICと神戸三田IC間のみの走行は無料対象外だ。
今回の事故では、死傷者が出たことは本当に残念だが、国道を通行していた車両に全く被害が発生しなかったというのは奇跡的だ。もしこのような場面に遭遇すれば、ドライバーとしては避けようのない事故だといえるが、それでも日々気を引き締め周囲への注意を怠らず安全運転に努めよう。
(画像は別紙資料より)

日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)ニュースリリース
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