自動車運転中のスマートフォン操作の危険性を検証した動画
12月16日(金)より、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は自動車運転中のスマートフォン操作の危険性を検証した動画をホームページに公開。
検証実験
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)では、小塚一宏教授(愛知工科大学工学部)監修のもと、自動車を運転している時のスマートフォン操作の危険性を検証する為に実験を実施。検証結果は動画にまとめて、ホームページを通じて公開した。
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が実施した検証実験では、男女5名(20代~50代)に「視線計測装置」と呼ばれる、眼球の動きをとらえるカメラで見ている部分を可視化できる装置を装着。
4通りの場面(「通常の運転」、「メールアプリ使用」、「ゲームアプリ使用」、「ハンズフリー装置で通話」)を想定した条件下で用意された自動車教習所のコースを教習車(補助ブレーキの踏めるスタッフ同伴)で走る。
「メールアプリ使用」と「ハンズフリー装置で通話」においては質疑応答を行いながら実験を実施。
走行するコースにはいくつかの課題(ボールの飛び出し、交差点での信号の変化など)が設定されており、視線の動きの比較検証や運転の評価を行った。
周囲の情報が把握ができなくなる
メールアプリやゲームアプリをしながら運転をすると、ブレーキや発進のタイミング、ウインカーが遅れるだけでなく、周囲の情報が把握ができなくなり、信号の見落とす、急な飛び出しに反応できないまま衝突するなどのミスにつながることが実験の結果により判明。
この他にも、スマートフォンの操作に夢中にあまり、ハンドル操作を誤って対向車線にはみ出すなどのミスも発生。
「ハンズフリー装置で通話」では、視線が前方の中心に寄って視野が狭くなる為、赤信号に対する反応が遅くなる、ウインカーを適切に出せないというミスが発生している。「ハンズフリー装置で通話」が規制されていない地域もある為、問題だ。
(画像はプレスリリースより)

JAF(一般社団法人日本自動車連盟) PRTIMES
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