ふるさと交通、ドライバーへ英会話レッスン導入
岩手県盛岡市の株式会社ふるさと交通は、3月29日から若手従業員を対象に英会話レッスンを開始した。講師は、COCO塾盛岡マリオス校のネイティブアメリカン。月2回の予定で、ふるさと交通の会議室で行われており、4月12日で2回目となる。
同社のブログによれば、ネイティブスピーカーとのレッスンで、緊張気味の従業員もいたが、参加者が平均年齢が20代前半ということもあり、スポンジのようにすいすい吸収しているようだったと。2014年から始まった社内大学の講義の課外活動的な位置づけで開催されている。
社内大学で、ドライバーの素養を底上げ
ふるさと交通は、平成26年(2014年)より、社外の有識者を学長に迎え、社内大学「ふるさと大学(HOME TOWN UNIVERSITY)」を開校。定期的にいろんな分野の研修を受けることで、社員全員の素養を向上し、より良い安全とサービスの提供につなげたいと考えている。一般的な学校とは違い、社内研修機関としての役割を果たすことを目的に創設された。
2015年に行われた講義を見てみると、「ふるさとタクシーのラッピングタクシー制作秘話と由来」「西洋と日本の法律、考え方の違いを学び、今後の国際社会にどう対応するか?」「車と体のケア」「プロドライバーの業を極めよ~ふるさとタクシーの4つの約束~」など、ふるさと交通のベテラン社員による講義が多く、現場に直結した研修に取り組んでいる。
中には、代表取締役による「ロボットタクシー関連技術の今と未来のタクシー」という、最近話題のテーマも扱われている。不安を感じるテーマにも目を背けることなく、取り組んでいる。
日本政府は、「観光立国ニッポン」として、外国人観光客を呼び込む様々な政策を積極的に行っている。ふるさと交通でも、「観光立国ニッポン」の一員として、海外からの観光客にも柔軟に対応できるように、おもてなし力を高めるとともに、よりスムーズにコミュニケーションするために言語の研修も強化するとしている。
これまで通り、地域交通としての位置づけは変わらず、観光分野(タクシー・バス)、ハイヤー事業にも力を入れて、地域の活性化に貢献したいと考えている。

ふるさとタクシー 公式サイト
http://www.furusato-kotsu.com/3145.html