京都市・国際交通安全学会賞
京都市都市計画局歩くまち京都推進室は、2015年10月末に完成した「四条通歩道拡幅事業」が「平成27年度国際交通安全学会賞(業績部門)」を受賞したと発表した。
京都市繁華街の交通整備
公益財団法人国際交通安全学会(IATSS)は、理想的な交通社会の実現を目指し国際的な視野で調査・活動を行う団体。毎年交通社会に貢献した「業績」「著作」「論文」を評価している。
市が行った同事業は、京都市有数の繁華街「四条通」の道路の幅を変えることなく、車道を減らし歩道を広げた道路整備。歩道と公共交通システムを円滑にした事例として高く評価された。
道路幅を変えずに快適な交通社会
事業取り組みは平成11年より開始され、公共交通優先型の体系づくりに着手。「安らぎのある暮らし」「心地よく歩ける四条通」などの実現に向け、歩道拡幅と路線バス・タクシーの専用化、乗り場の集約化など、交通社会実験を実施してきた。
実際の整備工事は平成26年に施行され、昨年10月末に完了。アンバランスであった車道と歩道を整備したことで、ベビーカーや車いすなども通りやすくなり、公共交通の乗り場整備など、都心へのアクセスをスムーズ化。道路幅を変えない効率的な取り組みで「暮らしやすいまちづくり」を実現した。
(画像はプレスリリースより)

京都市都市計画局のプレスリリース(@Press News)
https://www.atpress.ne.jp/news/98268