「タクシーには多くの高齢者が乗るから」
静岡県庁では、高齢者悪質商法被害防止のためのサイト「ピン!トBOOK Web版」で、タクシー会社等による取り組みを紹介している。
同県では、「188(イヤヤ)の見守り隊」という”高齢者を見守る”啓発活動を推進しており、その2015年度の活動レポートとして、浜松市の外山タクシーの事例を掲載している。
それによれば外山タクシーは、高齢の乗客が消費者被害にあわないためにできることはないかと考えて、「188の見守り隊」に参加。これまで、”できることから始めよう”とのスタンスで活動を行ってきた。
乗務員と乗客が学ぶ被害防止はこの本で
具体的には、同社のタクシー乗務員全てに対し、悪質商法の被害防止について基礎知識の習得を図るため「ピン!トBOOK」を配布。乗客に話題の提供ができるようにした。
また、同社の介護タクシーを利用する乗客にも「ピン!トBOOK」を配布し、消費生活相談窓口(消費者ホットライン)の電話番号“188”の存在を広めた。
さらに、同社タクシーの車内の目につくところに「ピン!トBOOK」を置いた。
「188(イヤヤ)の見守り隊」として活動しているタクシー会社は他に、株式会社金谷タクシー、ベルタクシー株式会社、シンフジハイヤー株式会社、遠鉄タクシー株式会社で、各社の活動事例も同サイトに掲載されている。

外山タクシー株式会社 - 188の見守り隊 2015年活動レポート
http://www.pinto-shizuoka.jp/report/archives/487