初乗り運賃、値上げ率は
内閣府沖縄総合事務局は3月31日、沖縄県本島地区タクシーの運賃改定を決定したと発表した。
発表によれば、改定される運賃は、普通車で初乗り(1.75kmまで)で560円~660円、加算は313m~372mごとに80円、改定率は9.08%~29.29%増としている。
運賃改定要否の判定は、過去年度につき所定の方法にて事業者の収支状況を算出して要否を求めている。
原価標準基準、サービス標準基準、効率性基準の3点で標準的経営を行っている37社を標準能率事業者として選定。標準能率事業者の平成26年度実績と翌年度の適正利潤で算出した結果、平均収支率が98.4%となり、100%を下回ったため運賃改定を行うこととした。
正式な公定幅設定までの予定
正式には、利害関係人への意見聴取について4月上旬まで申請を受けつけて、意見聴取、原価算定等を行って改定率を決めて審査を行った後、7月に公定幅運賃を設定することになる。
運賃改定申請は、平成27年11月19日に最初の申請があり、受付期間終了の平成28年2月18日までに82社から同趣旨の申請があった。申請台数は沖縄本島全体の約87%の2583台であった。

沖縄県本島地区タクシーの運賃改定を決定
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