燃費ベスト1はトヨタのプリウス
国土交通省は3月30日、平成27年末現在で販売されている乗用車の燃費ベスト10および平成27年版 「自動車燃費一覧」を取りまとめて公表した。
公表資料では、平成27年末現在で販売されている乗用車のうち、小型車・普通車ではトヨタ自動車株式会社のプリウスが最も燃費がよいという結果となっている。また、軽自動車においてはスズキ株式会社のアルトと、マツダ株式会社のキャロルが燃費ベスト1となっている。
なお、プリウスの燃費は40.8km/L、アルトとキャロルの燃費は37.0km/Lとなっている。参考として、平成26年に販売された乗用車の平均燃費は21.8km/Lであるため、いずれの車種もその燃費のよさが数値でもはっきり確認できる。
ハイブリッド車の燃費のよさが際立つ結果に
また、小型車・普通車の燃費ベスト10では、1位のプリウスに続き、2位には同じトヨタ自動車株式会社のアクア、3位には本田技研工業株式会社のフィットが入っている。以下、9位までをハイブリッド車が占めるという結果となった。
中でも1位のプリウスは、2位のアクアの燃費37.0km/Lと比べて4km近くもの燃費のよさを示し、さらに平成27年度燃費基準の達成レベルにおいても達成率246%と、こちらも非常に高い数値を記録している。
最近は、プリウスをタクシー車両として使用するタクシー事業者も増えてきた。ハイブリッドエンジンによる二酸化炭素排出量削減という環境に配慮した部分だけでなく、この燃費のよさもまた支持される理由のひとつかもしれない。

国土交通省報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/