タクシー革新プラン2016
国土交通省自動車局は2016年4月1日、「タクシー革新プラン2016~選ばれるタクシー~」の概要を策定・発表した。社会の変化に適応したタクシー事業の、これからについての革新プランだ。
タクシー事業のこれからを
同省は、2015年1月に「新しいタクシーのあり方検討会」を設置し、タクシー事業者が主体となって、様々な利用者に対応できる取り組みを議論・検討してきた。今回それらを取りまとめている。
まずバランスの良い需要と供給への取り組み、公定幅の見直しや時間帯割引の導入など収益の拡大、人材確保、女性運転者の増員、労働環境の改善やスキル向上など、生産性の向上に努める。
またサービスの向上として、プライベートリムジンなどの高所得者向けサービス、妊婦・子供向けサービス、バリアフリー化や訪日外国人など、様々なサービスの向上を図る。
生活者の需要と発展を
さらに悪質事業者の取り締まりや地域のタクシーパトロールなど、安全面にも配慮。そして賃金や外国語、バリアフリー、スマホ配車など「見える化」に対応するタクシー特措置法のフォローアップも毎年公表していく。
人口減少やIT技術環境の変化、ニーズの多様化など、これからの生活者に適応できるタクシー業界の骨組みができあがったといえる。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001126356.pdf