沖縄県の離島タクシーが運賃改定
沖縄総合事務局は、3月11日、沖縄県離島地区タクシー運賃の改定を決定した。これは、昨年11月9日に運賃改定申請を受けたもので、1月25日より運賃改定要否判定の審査を開始し、一定の基準を満たした事業者の収支率を検討し判定されたもの。
対象となるのは、宮古、伊良部、石垣、竹富、西表、与那国、久米島、伊江島、伊平屋、渡嘉敷、座間味、南大東、北大東のタクシー事業者がある全離島で、事業者からの申請は、離島地区法人事業者全体車両数 43事業者501台のうち、85.23%にあたる427台。
初乗り料金480~570円で調整
申請の内容は、初乗り料金を小型車430円、中型車450円から、普通車480円~570円への変更、加算を小型車50円、中型車70円から普通車70円~90円への変更となる。改定率は8.89~24.51%となっている。
今後は、標準能率事業者より車両規模別に原価計算対象事業者を抽出し、原価計算対象事業者の原価算定などを行ったあと、改定率を決め、自動認可運賃を改定することとなる。6月まで審査を行ったのち、上限運賃を決定し、その後申請事業者は自動認可運賃に申請額変更して再申請、認可される流れとなりそうだ。

沖縄県離島地区タクシーの運賃改定を決定 沖縄総合事務局
http://ogb.go.jp/okiunyu/info/280311.pdf