平成29年1月にデザインを一新する予定
国土交通省は8日、自動車検査証の有効期間が満了する時期を記載した検査標章(ステッカー)をより見やすいデザインへ変更するにあたり、パブリックコメントを募集すると発表した。募集期間は平成28年3月8日(火)~4月7日(木)だ。
いわゆる車検が満了する時期を示す検査標章(ステッカー)は、車両のフロントガラスまたはナンバープレートに貼り付けることが義務づけられている。
前回は平成20年11月にデザインが一新され、その後サイズなどいくつかの細かい変更も行われてきた。今回同省より提示されている新しいデザインのステッカーは、平成29年1月からの使用が予定されている。
有効期間の満了年をより見やすく改善
現在使用されているステッカーは、軽自動車が黄色、それ以外の車両は青色で統一されている。表側には、車検の有効期間が満了する年がステッカーの上部に楕円形で囲まれて表示され、その下には満了する月が大きく表示されている。
平成20年にデザインが変更される以前は、ステッカーの色は車検の有効期限が満了する年によって決まっていた。青、赤、緑、黄赤という4色が年ごとに順送りで設定されていたため、ステッカーの色を見ただけで満了する年がわかるという仕様になっていた。
そのため、現行のデザインは車検の有効期間が満了する年が一目では判別しにくいという意見があり、同省はその点も考慮して新たなデザインを考案したようだ。今回提案されているデザインでは、満了する年を表示する位置を、ステッカーの左上、右上、右下、左下と年度ごとに移動させるとしている。
無車検運行を防止するためにも、一目でわかる検査標章というものは重要だ。意見やアイディアのある人は、ぜひパブリックコメントを同省へ送ろう。

国土交通省プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001121917.pdf国土交通省別紙資料
http://www.mlit.go.jp/common/001121918.pdfパブリックコメント募集窓口
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public国土交通省ホームページ
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