「運賃制度に関するワーキンググループ」3月9日に開催
国土交通省では、「新しいタクシーのあり方検討会」の下で、2015年10月に「運賃制度に関するワーキンググループ」を設置しており、その第2回となるワーキンググループを2016年3月9日に開催することとなった。
検討会での過去3回にわたる議論により設置されたワーキンググループ
厳しい経営環境が続くタクシー業界では、事業者が主体として人材の確保や育成をはじめとした事業活性化の取り組みを積極的におこなっている。
そこで2014年1月27日にタクシー特措法の改正法が施行されてから1年を迎える、2015年1月に設置された「新しいタクシーのあり方検討会」では、改正法の施行状況やその影響のフォローアップの実施と運用の改善等について検討していた。
検討会では過去3回にわたり議論をおこない、「中間とりまとめ」が8月に策定されている。これを受け、同検討会の下で「運賃制度に関するワーキンググループ」を設置することとなった。
初乗り距離短縮運賃の実証実験や閑散時間帯の需要喚起について検討
運賃制度について「運賃制度に関するワーキンググループ」では、昨今の景気動向やインバウンド需要などを背景とする、利用者の多様化するニーズに対応し、また地域情勢にも対応した柔軟な設定運賃の変更などを認めるべきとして検討を進めていく。
場所は中央合同庁舎第3号館8階、国際会議室において、3月9日16:00~18:00の時間で開催される。検討する議題として「初乗り距離短縮運賃実証実験に向けた検討」や「閑散時間帯の需要喚起のための割引運賃についての検討」等を掲げている。なお資料及び議事概要は、国土交通省ホームページにて公開される予定。
(画像は国土交通省より)

国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000223.html国土交通省
http://www.mlit.go.jp/index.html