運用開始時期は、後日発表あり
中日本高速道路は2月19日、中央自動車道多治見ICから小牧東IC間の下り線の登り坂区間において、現行の登坂車線方式から、右側に追越車線を追加する「右側付加車線方式」への変更を試行すると発表した。
同区間では右側付加車線方式の工事が実施されているが、同方式の運用開始時期は現在未定となっており、開始時期が決定次第、同社が発表する。
右側付加車線方式により、安全性向上が期待される
登坂車線方式の場合、速度の遅い車は左側の登坂車線を走行するが、登坂車線から走行車線へ合流する際、走行車線の車の運行を妨げる原因となっていた。
しかし、右側付加車線方式の場合、速度の速い車が右側に付加された車線を走行し、その後に走行車線へと合流することから、交通の流れを妨げない効果や安全性の向上が期待される。
現状、速度の遅い車が登坂車線から走行車線へ合流する場合や、登坂車線を使って左側から無理な追い越しをする場合、事故のリスクがあるが、試行におけるモニタリングでは、これらの事故リスクが軽減されているかが検証される。
なお、試行期間は全ての車線で最高速度が時速50kmとなるため、運転の際には注意が必要だ。
(画像はニュースリリースより)

中日本高速道路(ニュースリリース)
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