交通事故を削減すると"報酬がもらえる"とは?
ジャパン・トゥエンティワン株式会社 (J21 Corporation)は2月17日、運輸事業者向け交通事故削減サービスとしてはユニークな「成果報酬型」のサービス「TARaaS(タラーズ)」を販売開始したと発表した。
このサービスは、運輸事業者が定額料金をサービス会社に払うビジネスモデルとは異なり、同社のサービスによって「交通事故損害率削減」を「成果報酬」としてサービス会社から受け取れるもの。同社によると世界初のサービス。
具体的には、前方衝突事故被害による保険金額を50%削減させるのが目標で、25%以上削減されない場合には、翌年の月額利用料は「無料」となる。
交通事故をどう削減できるのか
同社は2011年から、後付けタイプのカメラとセンサーによる衝突防止システムを5万台販売している。このシステムで得られる警報ログや車間秒数データと合わせ、別の車載装置を取り付けて集める車両の位置、速度、加速度、燃費といったデータを、モバイル通信でサーバーに収集し分析する。
それにより、ドライバーの運転状況(ヒヤリハットの発生、車間距離の取り方など)を見える化するだけでなく、長期間のデータ収集で運転傾向、運転の癖、安全・燃費グレードなどを把握できる。
さらに、同社コンサルタントが、リアルタイムのデータや各ドライバー個人の1~3年のログを解析して導き出した、スピードの出しすぎ、車間距離の詰めすぎ、車線逸脱、そして追突などのヒヤリハットなどについて事業者に報告し、日々の事故防止活動を行う。

成果報酬型の交通事故削減サービス「TARaaS(タラーズ)」
http://www.japan21.co.jp/