タイで新たに三輪タクシー新規営業許可発行
タイ国交省は、2016年1月よりバンコク都内の三輪タクシー565台に新規営業許可免許を与えることを発表した。
バンコク及び隣接県が対象で、新規営業を希望する者は7月までに申請をする必要がある。
タイ国内で変化する交通事情
「トゥクトゥク」と呼ばれる車両は、乗用車タイプの一般タクシーが普及するより昔から住民にとっては重要な交通手段として活用されてきた。
トゥクトゥクは屋根のついた三輪タイプのタクシーで、40バーツから200バーツ程度の料金で乗車でき、細い路地までスムーズに入って移動することが可能だ。
現在バンコク都内と周辺だけで約9,000台、タイ全土で約2万台のトゥクトゥクが登録されているが、近年、一般タクシーや高架鉄道や地下鉄などの鉄道網の整備・普及に押されていることも否めない。
観光客に対するサービス向上が目的
今回新たに営業を拡大させる目的として、タイ国交省は外国人観光客に対するサービスの向上としている。
しかし、昨今バンコク首都警察が取り組んでいる渋滞緩和策と反し、渋滞が更に悪化するのではないかといった不安の声や、不透明な料金、観光客が少ない隣接県までエリアが及んでいる点などに関し、矛盾を指摘する声があがっている。

タイ国政府観光庁
http://www.thailandtravel.or.jp/